静岡市葵区 茶箱製作の市川製箱業
伝統の茶箱を心を込めて製造

私たちについて
ABOUT US
1946年(昭和21年)創業。静岡市葵区の市川製箱業はこの地で長きにわたり、茶箱を製造しています。
茶箱はお茶を保存するものですが、その優れた防湿性・防虫性は、衣類や米、乾物、カメラなどの精密機械、ひな人形などの大切なものの保存にも、大変適しています。
市川製箱業では、国産の杉板を原料に、熟練の職人が一つずつ、丁寧に全て手作りで作っています。現在、静岡県内で5~6軒の製函所がございます。茶箱は実用品であり、伝統工芸品でもあります。当店では伝統の灯を消さないよう日々精進し、茶箱の製造を続けております。
大事に扱うと、何十年、何世代にも使うことができる茶箱。最近ではインテリアとしても注目されています。
業務案内
BUSINESS GUIDE
茶箱とは
茶箱は国産の杉板を原料に、中に亜鉛メッキのトタンを貼ることにより、防虫性・防湿性に優れ、お茶のほかにお米、海苔、せんべいなど湿気に弱い食品を入れるのに適しています。
古くから日本茶を保存するために使われてきた伝統的な木箱で、江戸時代のころ江戸や大阪へ、また外国への輸出用のお茶を運ぶために作られたのが最初と言われます。
茶箱ができるまで
1. 乾燥
木材は静岡産のスギです。スギは、水分が多い時は吸収し、少ない時は出すという特性により、湿気や乾燥に強い材というとこから茶箱に使用されてきました。
スギは乾燥すると縮んでしまいます。そのまま茶箱にしてしまうと、外の木材と中のトタンの大きさが合わなくなり、箱が変形してしまうため、2ヶ月以上掛けて十分に乾燥させます。乾燥には水分も必要であり、雨水に晒すことで中の水分を流します。そのため雨の日も構わず干しておきます。

3. 裁断
木材を、機械を使って各パーツの大きさに切っていきます。
さまざまな大きさに切り、面を削ったり厚さを調整していきます。


2.接合
天板や底板を製作する際、1つの木材では足りないため木材をつなぎ合わせます。
つなぎ合わせるには、にかわを使用してつなぎます。これは静岡市の茶箱の特徴です。
〈 にかわとは 〉…動物の皮や骨を原料とした有機タンパク質(コラーゲン)。
天然自然のもので環境に優しい無公害接着剤。
長く使っても木の収縮をしないので何十年、何世代も長持ちをするのが静岡の茶箱の特質です。にかわを用いた施工法は今では、静岡で私ども一件だけです。



4. 組立
本体・フタを組み立てます。
フタの大きさが製作時と変わってしまうと、閉まらなくなるなどの問題が発生するため、フタには質の良い材を使用しています。この見極めには長い経験が必要です。
5. トタン貼
本体部分の組立後、 トタンをハンダ付けで貼ります。





6. 目張
そして最後に、クギを打った箇所や節の部分に、ボンドに糠を加えたものを埋めて、和紙で目張りを行います。
7. 完成
最終点検を経て完成となります。


茶箱

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当店取り扱いサイズ
1kg、5kg、10kg、15kg、20kg、30kg、40kg、5kg半切り、10kg半切り、20kg半切り、40kg半切りを作成しています。
他にも卓上用小物入れサイズ等もございます。
会社案内
COMPANY
〈 培われた技術で丁寧な仕上がり 〉
当店は直販を行っておりませんので、
購入ご希望の方には当店製造の贈答用茶箱を販売しているお店を紹介させて頂きます。
茶箱は古くから日本茶を保存するために使われてきた伝統的な木箱です。
会社名
市川製箱業
設立
昭和21年創業
所在地
〒420-0006 静岡県静岡市葵区若松町6
電話番号|ファックス
054-271-6565|054-271-6607
事業内容
木箱
営業時間
08:00~17:00
休業日
土曜日、日曜日、祝日
駐車場
あり

【 鉄道 】
JR東海道本線・静岡駅・北出口車で10分
【 バス 】
神明町停留所・徒歩4分
【 車 】
国道1号線「常磐町2丁目」交差点から9分
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